PFI事業の民間事業者提案の受け入れおよびその評価手法について教えてください。

FAQ

PFI事業の民間事業者提案の受け入れおよびその評価手法について教えてください。

質問

民間事業者からPFI事業の提案があった場合”には、行政側で必ず検討し、その結果を提案者に遅滞なく通知しなければならなくなりました。でも、具体的にどのように検討して、どのような回答をしなければならないのかがわかりません。

海外のPFI/PPP事業における民間事業者の自発的提案の受付及びその評価手法はどのようになっていますか。その手法を日本に導入することはできるでしょうか。

回答

民間事業者による自発的な事業提案は、Unsolicited Proposal (直訳すると“要求されていない自発的提案”)と呼ばれ、文字通り求められていない提案を事業者が勝手に出すことを意味します。この仕組みは、世界銀行の分類によると、ボーナス方式、スイス・チャレンジ方式、ベスト&ファイナル・オファ一方式の3つに分類されます。

これらの3つの自発的提案の方式は、2段階の手統きで進められます。第l段階は手続き上の共通部分が多く、第2段階は、方式によって提案者のインセンティブや便益が異なります。具体的な仕組みの違いは、海外建設協会の2011年10−11月号に記載しています。

海外インフラにおける新たな取り組み を参照してください。

その手法を日本に導入することは出来ますが、それぞれの手法に応じて詳細のルールを決めたり、官側の体制もそれ相応に整えたりする必要がありますので留意が必要です。基本的には、好きなものにすれば良いのですが、ベスト&ファイナル・オファー方式がトレンドではないかと思います。内閣府の支援が必要なのは、このような分野ではないかと考えられます。

 

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